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StarMagick Newsletter 「魔法通信」第20号     発行日:2007.6.23

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「魂の目的」を扱う米国在住コーチが綴る人生、ビジネス、スピリチュアリティ、
 魂の気付き、占星術、NYの話題などを毎週1回お送りします。

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パラダイム・シフト−プロアクティブであること


こんにちは!永島洋子(えいしまようこ)です。 

皆さんが本当の幸せと成功を求めて、ビジネスや人生のビジョン
目的を実行していく上で、大変役立つと思いますので、今回は、

Stephen R. Covey (
コヴィー) が書いた「The 7 Habits of Highly Effective
People (
原書名直訳:極めて効果的な人々の7つの習慣)」にある7つの
習慣の中から、その最初の習慣「プロアクティブであること」につ
いて、皆さんといっしょに考えてみたいと思います。

この本は、10年ほど前に書かれた本ですが、今なお多くの読者を惹き
つけているベストセラーですので、皆さんの中でもすでに読まれた方
も多いと思います。

最近特に目に付く、直ぐに大きく成功できるみたいなインスタント・
サクセスものとは大きく一線を画する、正統派の本格的な本です。
いわゆるビジネスにおける成功だけではなく、本当の幸せのために
バランスのとれた人生を追求する人々にとっても、最適な指南書に
なっていると思います。

コヴィーも述べているように、この本は、「読み物」ではなく「学ぶ
ための教科書」として使用するのが一番だと思います。


「極めて効果的な人々の
7つの習慣」
習慣
1 Be Proactive(プロアクティブであること)


1.プロアクティブとリアクティブの違い

Proactive
という言葉を、ウェブスター(英英辞書)で引くと、「将来の
問題、必要性または変化を見越して行動すること」とあります。この
「プロアクティブ」という言葉は、ビジネスでは、ここしばらく、
ひんぱんに使用される言葉の一つとなっています。

ビジネスでは、何かが起こってから行動するのではなく、積極的に、
早めに、適切な措置を講じておくことという意味ですが、コヴィーの
定義では、プロアクティブは、イニシアティブをとる
(=率先して物事
を行う
)ことに加え、それに対する責任を取ることをも意味します。

「非常にプロアクティブな人々は、その責任を認識している。彼らは、
自分の行動を状況、事情、または条件付けのせいにしない。彼らの行
動は、彼らの事情や感情の産物ではなく、価値感にもとづく彼ら自身
の意識的な選択の産物である」、としています。

それに対し、「リアクティブ」な人々は、責任を他に転嫁します。
「自分の行動を周りのせいにするな」ということはよく言われますね。

私たちは知らず知らずのうちに、すべてを周りの環境や他人のせいに
するような考え方になっていることがあります。例えば、

・・・さえなかったら、私は幸せなのに
・・・さえ手に入れば、私は幸せなのに
・・・があるから・・・はできない
・・・ができないのは誰々のせいだ

という考え方に陥っていることがあります。これが習慣になっている
場合は、要注意です。


2.価値観にもとづく意識的な行動の選択 

それでは、「行動は自分の価値観にもとづいて意識的に選択する」、
というところですが、これはどういうことでしょうか? 行動を
「意識的に」選択する、ということは、その行動に対する自分の責任
も認識しているということです。

それでは、「価値観にもとづいて意識的に選択する」というこの「価
値感」とは、何でしょう? 彼が言う価値観とは、私たちが世界とは
こういうものだと自分が理解しているそれぞれの世界の「マップ

(
地図)」を頭の中に持っていて、それを通して世界を見ている、その
「マップ」のことを指します。彼は、それを「パラダイム」とも呼ん
でいます。


3.パラダイム・シフトとは? 

パラダイムとは、モデル、理論、認識、前提、または基準となる枠組
みを意味し、各自が自分自身のパラダイムを通して世の中を認識し、
理解し、解釈しているのだ、としています。

私たちは頭の中に、たくさんの異なるマップを持っていて、それらを
通してすべての経験を解釈しているが、マップそのものの正確さを
問題視したこともほとんどないし、そういうもの
(頭の中のマップ)
あるということさえ認識していない。

地球が平らだと信じていたのが、実は地球は丸いのだという新しい
理論が出てきたその時点で、世界の見方がガラッと変わりますね。
これをパラダイム・シフトと呼びます。

身近なところでは、例えば推理映画を見ていて、これが犯人だという
推察をして見ていたところ、全然思いもつかなかった人物が犯人だと
分かったとたん、それまでのストーリーの理解がすっかり変わった、
という経験がある方は多いのではないでしょうか。これも、小さな
パラダイム・シフトと言えるでしょう。


4.どのようにパラダイム・シフトすれば良いのか?
 

コヴィーは、このパラダイムが私たちの行動や考え方の根幹となって
いることから、行動や考え方を大幅に変えたい、改善したい場合は、
表面的な行動や考え方に直接働きかけて変えようとするのではなく、
そのルーツとなっているパラダイム
(マップ、前提)に気づき、それを
変化させることが不可欠であるとしています。

それではどのようにしたら、自分のパラダイムを変えることができる
のか?

先ずは、自分自身がどの様なパラダイム、マップや前提を持って、
物事を見て、判断し、理解しているのかを、自分で知ることが最初の
ステップです。

私たちの基本的なパラダイム、マップや前提に気付くには、自分の見
方や視点を客観的に観察する習慣を身につけることです。それらを検
討し、現実に照らし合わせてテストし、同時に、様々な人々の見方や
視点をオープンな心で真摯に理解しようとすることです。

他の人々の声を聞き、彼らの認識のし方を理解し、パラダイム・シフ
トにオープンになればなるほど、より大きな観点から、より客観的な
見方ができるようになるでしょう。パラダイム・シフトは、私たちの
視点を、世界についての一つの見方から別の見方へと変えるパワフル
な変化をもたらします。


5.コヴィー
が言うプロアクティブな人々 

世界を理解し、人々との深いコミュニケーションを持つには、そして、
人間として成長し、成功と幸せのバランスがとれた人生を獲得するた
めには、自然の法則を含む過去から現在に至るまでの自明の原則
(高潔
さ、正直さ、公平さなど
)にもとづいて人格を高めること大前提です。

その上で、より客観的な新たなパラダイムを開発し、それにもとづいて
自分の行動を意識的に選択し、それに対する責任も自発的に負うという
姿勢を持つことが大切でしょう。

自分がコントロールできる部分に集中して意識的な決定を行い、コント
ロールができない分野については、その事柄に自分がどのように反応す
るかを選択する。これが、コヴィーが言う「7つの習慣」のその
1「プ
ロアクティブになる」ということです。


6.リアクティブな人々が変わる方法

さて、このプロアクティブな人々の対極にあるのが、「リアクティブ」
な人々、つまり、その物理的環境によって影響を受ける人々です。雨
が降れば、気分が沈み、周りの人々に不親切にされれば落ち込む。

周りの人々の行動によって感情生活が影響を受け、周りの人々の弱点
に焦点を当てることで感情のバランスを取ろうとする。

もちろん、プロアクティブな人々も、物理的、社会的、心理的に外的
な刺激
(周りの環境や人々)の影響を受けますが、彼らは、価値感にも
とづいて、その刺激に対してどのように反応するかを意識的に選択
します。

一方、リアクティブな人々は、感情、状況、環境によって翻弄され
ます。

「あなたの同意なしに、誰もあなたを傷つけることはできない」と
エレノア・ルーズベルトは述べました。私たちが傷つくのは、誰かが
私たちにした行為自体によってよりも、私たちがその行為に同意して
しまうことによって、もっと傷つくのです。

特に、長年の間、自分の不幸や惨めさを、周りの状況や誰か他の人
の行為によって起こされているものだと説明してきた場合には、こ
れを受け容れることは感情的にはとても難しいことだと思いますが、
「今の私の状態は、私がこれまでに行った選択によって起こされて
いるのだ」、と深く、正直に言えるようになるまでは、その人は
「私には、別の選択がある」とは言えない、とコヴィーは言います。

私たちに起こったことが私たちを傷つけるのではなく、起こったこ
とに対する私たち自身の反応が、私たちを傷つけるのです。もちろ
ん、何かが私たちを、肉体的、感情的に傷つけ、悲しみをもたらす
ことは可能です。しかし、私たちの根本的なアイデンティティは、
傷つかなければならないことは、全くないのです。

私たちは、私たちの困難な経験・状況に対処する内的なパワーと
自由を開発することによって、他の人々を高揚させ、鼓舞すること
が可能になることを知ることは、私たちをエンパワーするものだと
思います。


7.自然の法則を含む、不変の原則 と人格形成のパワー

パラダイム・シフトの重要性を含む、コヴィーの習慣1「プロアク
ティブになる」ことと、その対極にある「リアクティブ」について、
簡単にお話しましたが、コヴィーの「
7つの習慣」のすべての前提
となる原則および「自然の法則」ということについても、コヴィー
は触れています。

これは大変重要なことなので、最後に、お話しておきたいと思いま
す。

コヴィーは、これらの不変の原則または自然の法則は、エソテリッ
クな不可思議な法則ではないとしていますが、私たちが言う「宇宙
の法則」と、そのルーツは同じであるように思います。

宇宙の法則も、コヴィーが言う「自然の法則」(重力の法則、収穫の
法則など
)と同様に、特定の宗教やアイデアに特有のものではなく、
ほとんどすべての永続性のある哲学、宗教、倫理システムに共通の
ものです。

コヴィーは自然の法則に加えて、原則という表現で、公平さ、高潔
さ、正直さ、人間としての威厳、サービス、可能性、質またはエク
セレンスなどを挙げています。

これらの原則は、自然の法則に従って、これまでの人類の経験の中
で自明のものとなり、誰でもそれを確認することができるものとな
ってきたのだと思います。

これらの原則は、深い、基本的な真実であり、私たちの人生で、普
遍的に適用されてきたものです。それらは、個人、結婚生活、家族、
あらゆる種類の団体に適用されます。

これらの原則が習得されてその人の人格となるわけですが、それが
習慣となった場合、人々をエンパワーし、異なる状況に対処するた
めの幅広い実践力を人々に与えてくれます。

私たちの周りを見渡せば、この人はいかなる場合でも絶対に信頼で
きる、という人がいます。単なる人柄の良さではなく、人間として
真に尊敬できる何かを備えた人。その人が培ってきた人格というも
のは、それが言葉で表現されなくても、その人の存在自体に自明に
現れるものだと思います。

利害でつながった人脈ではなく、本当の意味での信頼関係で育まれ
た人脈を持つことが、人生の平安と幸せの根本にあることを考える
と、人間としての成長、意識的な人格の形成ということを無視して、
人生の成功や幸せを語ることはできないでしょう。

私たちが正しい原則に価値を置くとき、私たちは、物事のありのま
まを知る真実を手に入れることができます。それ故、私たちがそれ
に沿って生きる原則が、私たちの行為に対するガイドラインとなる
のです。


8.まとめ
 

最後に、コヴィーのいう「極めて効果的な人々が持つ7つの習慣」
の中の「習慣
1‐プロアクティブになる」をまとめてみましょう。

真実の世界を知るため、また、他の人々との理解を深め、人間と
して成長し、成功と幸せのバランスのとれた人生を獲得するため
には:


1.
 自然の法則を含む、人々や団体など世界全体に適用される普
遍的な原則にもとづいて、人格を高めることを大前提とする

2.  これらの正しい原則にもとづいて人生の価値感を形成する

3. 自分が周りを理解するための自分独自の価値感・マップという
ものを持っていること、そのマップ
(パラダイム)を通して世界
を理解していることと、他の人々は自分とは異なるマップで
世界を理解していることを知る

4. 先ず、自分のパラダイム、マップを理解し、同時に他の人々の
パラダイムも真摯に理解する努力をする

5. 他の人々や社会のパラダイムを理解することによって、パラダ
イム・シフトを経験し、自分の視点を拡大していき、できるだ
け客観的なパラダイムを持つ

6. 客観的な新たなパラダイムが、前述の普遍的な正しい原則にも
とづいていることを確認する

7. この新たなパラダイム(価値感)にもとづいて、自分の行動を意識
的に選択する

8. 自分が直接コントロールできる分野において、率先して行動を
起こし
(イニシアティブをとり)、それに責任を持つ

9.自分が直接コントロールできない分野については、それに対する
  自分の反応を選択する自由があることを知り、適切な対応をする


それでは、また、来週お会いしましょう。

永島洋子
Yoko K. Eishima
パーソナル・エグゼクティブコーチ
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