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StarMagick Newsletter
「魔法通信」第19号
発行日:2007.6.16
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「魂の目的」を扱う米国在住コーチが綴る人生、ビジネス、スピリチュアリティ、
魂の気付き、占星術、NYの話題などを毎週1回お送りします。
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ケーススタディー:
自分の本当の願いは、どうしたら分かるのか?
こんにちは!永島洋子(えいしまようこ)です。今回は、実際の
ケースを扱うケーススタディーです。
「自分の本当の願いというのは、どうしたら分かるのでしょう
か?」というご質問をクライアントのAさんからいただきました。
今日は、この質問について、皆さんといっしょに考えてみたいと
思います。
「自分の本当の願いや本当にしたいことが分からない」という
のは、ある意味「現代病」かもしれません。
物があふれていて、ほとんど何でも手に入る。自分でものを選ぶ
前に、ものめずらしさだけの一瞬の衝動で直ぐに手に入れること
ができ、そして、すぐに飽きてしまう。この繰り返し。
私たちは、日常的に、自分の判断や自分の気持ちでものを選んで
いると思っているかもしれませんが、意外とそうではなく、単に
刺激に反応して決めているか、習慣的に選んでいる場合が多いよ
うに思います。
特に日常の些細な場面では、例えば、お昼に何を食べるかについ
てなど、自分の気持ちを知るためにゆっくりと考えている時間な
どなく、ただあるものを食べる。または、メニューからいつも同
じものを注文しているなど、自発的に選んでいるように見えても、
その時々の自分が本当に欲しいものではなく、習慣的にそれを選ん
でいるに過ぎないことが多いのではないでしょうか。
さて、簡単なテストをしてみましょう。これは思いついたことを
書いただけの独善的(?)なテストなので、これですべてが分かる
とは思わないでくださいね。しかし、ヒントは得られると思いま
す。
イエスまたはノーで答えます。
1.
自分が欲しいと思う前に、親からすべて与えられた。
2.
欲しいと思ったものではなく、親が良いと思うものしか与え
られなかった。
3.
周りの人に頼まれると本当は嫌でも「ノー」と言えない。
4.
欲しいものが手に入らず、立ち直れないほどの大きなショッ
ク、悲しみ、または失望したことがある。
5.
いくつかのオプションから一つを選ばなければならない場合、
選ぶことがとても困難である。
6.
いったん決心してから、他にもっと良いオプションがあった
のではないかといつも後悔する。
7.
周りの意見に惑わされて、決断をよく変えることがある。
8.
何かを決める場合、周りからどう見られるかを優先する傾向が
ある。
9.
心の奥底では何かが違うような気がするけれど、他の人と比べ
てまあまあの人生ではないかと思う。
10.
周りに気を遣って、心にもないことを言う傾向がある。
イエスの答えが、3つ以下の場合、自分が本当に欲しいと思うもの
を見つけ出すための頭脳と心の筋肉は、ある程度育っていると考
えられます。5つ以上の場合は、かなり弱っているけれど自分の意
思で鍛え直すことは可能でしょう。イエスが7つを超える場合は、
相当の覚悟と規律を持って、徹底的に筋肉を鍛え直す必要があるで
しょう。
Aさんの背景説明
さて、あなたの傾向が多少把握されたところで、「自分の本当の
願いというのは、どうしたら分かるのでしょうか?」という質問
をしたAさんの状況をもう少し詳しく見ていきましょう。
背景を簡単に説明すると、Aさんの場合は、仕事にも友人にも恵ま
れている状況で、現在は、パートナーを見つけることが課題。
パートナーに関するビジョン・目標を設定し、それに向かって実際
に行動を起こしているところ。
Aさんは言います、「よく考えれば、昔から人を好きになったこと
がない。近寄って来られると嫌いになったり面倒になってしまう。
本当は結婚などしたくなく、これまでのように1人で生活していた
いのではないのかと思い始めた・・・」
実は、この質問の1ヶ月前、Aさんには、次のような別の疑問が湧き
あがっていました。
「パートナーを見つけるのが願いなのですが、お見合いやパーティ
ーなどは苦手で、自分を出せません。知り合いも紹介できる男性が
いない。美術館やコンサート、セミナーなどに積極的に出かけるよ
う心がけてきたが、このまま何も起こらずに終わってしまうのでは
ないかという不安が出てきた。この不安から脱出する方法はないで
しょうか?」
質問の時系列的まとめ
さて、Aさんの質問を時系列的に見ていくと、次のようになります。
この質問・疑問が湧きあがる過程を全体的に見てみると、何となく
思考のパターンというものがあるように思います。
0ヶ月:
パートナーを見つけるための具体的なビジョン・目標を立てる。
0〜1ヶ月:
(出会いの機会を増やすため)美術館やコンサート、セミナーなど
に積極的に出かけるよう心がけていた。
1〜2ヵ月:
このまま何も起こらずに終わってしまうのではないかという不安
が出てきた。
2ヶ月〜:
本当は結婚などしたくなく、これまでのように1人で生活していた
いのではないのかと思い始めた。→「自分の本当の願いというのは、
どうしたら分かるのでしょうか?」
問題点の整理
「自分の本当の願いというのは、どうしたら分かるのでしょうか?」
という質問に行く前に、Aさんの思考のプロセスを、客観的な観点か
ら順番に観察し、問題点を整理していきましょう。
行動を起こし始めてから最初の1ヶ月。このときにAさんが起こした
行動は、美術館、コンサート、セミナーなどに参加すること。お見
合いやパーティーは苦手なのでしない。
問題点1: 目標に対して効果的な行動がとれていない。それにも
かかわらず、効果的な行動がとれていないことを認識することがで
きず、行動の調整がされていないことが、さらに問題。
問題点へのコメント:
一般的に考えてパートナーを見つけるという目的に対して、最も効率
的な方法は、「相手もパートナーを探している」という共通の認識を
持った人と会う機会を作ることですね。
ごく普通に考えると、早く結婚相手を探したい場合、結婚相手を探す
ことを目的としたお見合いやパーティーは、出会いのチャンスとして
は、美術館、コンサート、セミナーに行って漠然と出会いを求めるよ
りも、かなり効率が良いと言えるでしょう。
必ずしも、お見合いやパーティーにこだわる必要はありませんが、
目標達成には、出会いのチャンスを増やすための効果的かつ具体的
行動をとることが必須。
問題点2:ネガティブな思考に陥っている。行き詰まりの一つの原因
でもある行動計画の内容を見直さずに、結果だけ早く出したいという
あせりが不安を呼んでいる。
次に、行動を起こし始めてから1ヶ月ほどが経過した時点で、Aさんは、
「このまま何も起こらずに終わってしまうのではないかという不安が
出てきた。この不安から脱出する方法はないでしょうか?」と言って
います。
問題点へのコメント:
目的を達成するために効果的な行動をほとんど起こしていないわけで
すから、「何も起こらない」可能性は非常に高いと言えます。
結果を出すには、ここで行動計画を見直し、効果的な新たな行動を
追加する必要があります。
また、「お見合いやパーティーは自分を出せないので行きたくない。」
という拒否反応も、お見合いやパーティーにこだわる必要はありません
が、それに代わる行動を見つける方向に動く必要があります。
問題点3:言い訳を探す。目標実現のタイミングを計ることができな
いため、あせりが出てきている。最終的な失望を味わうことを避ける
ためにすべての作業を中止するための理由を探している。
行動を起こし始めてから2ヶ月が経過したころには、「よく考えれば、
昔から人を好きになったことがない。近寄って来られると嫌いになっ
たり面倒になってしまう。本当は結婚などしたくなく、これまでの
ように1人で生活していたいのではないのかと思い始めた・・・」と
言っています。
問題点へのコメント:
「思い通りの結果が得られないかも」と思った瞬間に、ビジョン・
目標の達成をしなくてもいいように自分を納得させる理由を探してし
まう。それと2ヶ月で何も変わっていないことに対する「あせり」の
気持ち、これもネガティブ思考に陥っていますね。
自然界を観察してみると一目瞭然ですね。先ず、たくさんの種まきを
し(種まきの時期)、水と肥料や太陽の光によって種が育つ時間を与え、
種が芽を出して育ち(成長期)、収穫の時期(収穫期)を迎えるわけです。
一つか二つの種をまいただけで、まだ水も肥料もやっていない時期に、
収穫できるはずがないわけです。ちゃんと収穫するためには、もっと
種の数を増やすこと、水と肥料をやること、そして成長のタイミング
を計ることが必要でしょう。
分析・診断
以上が、「自分の本当の願いというのは、どうしたら分かるのでしょ
うか?」という疑問につながっていくわけですが、ここにも思考の
飛躍があるように思います。
「自分の本当の願いというのは、どうしたら分かるのでしょうか?」
という質問は、場合によっては、とても深い意味のある質問だと思い
ます。但し、今回のAさんの場合の分析・診断は、限られた情報から
だけの判断ですので、一つの推論と考えてください。
一つの推論としての分析・診断は、Aさんが、今、直面している行き
詰まり(不安・あせり・失望)から逃れるための手段、言い換えれば自分
に対する言い訳としてこの質問に至った可能性がある、ということで
す。(但し、別の状況でAさんが同じ質問をした場合には別の分析・
診断になる可能性があります。)
なぜそう思うかというと、一般的に、現在直面している問題について
洞察的な深い結論へと導く深い質問が湧き上がってくる場合がある
ことは事実です。Aさんの場合もその可能性は否定できません。
しかし、あえて、前述の診断を申し上げたのは、この質問が生じたと
きのAさんが「ネガティブ思考」に陥っていたからです。思考がネガ
ティブに傾いているときに出てくる解決法は、本物ではない可能性が
高いというのがその理由です。
同時に、他の分野でもAさんにこういう考え方のパターンがあるので
はないかという疑問が湧いてきます。望むものがすぐに手に入らない
かもしれないと思った瞬間、本格的な行動を起こす前に、一旦開始し
たことをやめる理由を探す傾向はないか?
解決法へのステップ
それでは、どうすればいいのか?それは:
1.
自分を信じること。
2.
ポジティブ思考に転換すること。
3.
行動を起こすこと。
を実践することです。
もし自分の魂が本当にそれを達成したいと思っているとしたら、
しかし、あなたは自分を信じることができず、達成できないかもしれ
ないという不安に陥り、それを達成するための行動さえも起こさない
でいいように自分に言い訳をしてしまっているとしたら、自分の魂に
対して、何と説明するのでしょうか?
注文をしたあと直ぐに希望の商品が届けられることを宇宙に期待して
いるあなた。自分は注文するだけで、あとはすべて宇宙がしてくれる
と思っているあなた。そういうあなたに、宇宙はとても冷たいでしょ
う。
あなたの目標があなたが心から達成したいと思っていることであるか
どうかが分からないという疑問が湧きあがってきた場合は、そこで立
ち止まらず、今の段階であなたが達成したいと思うビジョンや目標に
向かって、できる限りの努力をしてみることです。
誰もが人生において成功や幸福についてのビジョン・目標を達成する
ことができる力を与えられているにもかかわらず、それができない人
が多い理由の一つは、成功や幸福を得るための努力をしたがらない人
が多いからです。
自分の人生を自分で設計し、それを獲得するために必要なことを実行
していくには、相当の自己規律が必要です。人生の目的を考えずに
職場と家との往復で毎日をやり過ごす方が、一見、楽に見えるかも
しれません。
アンソニー・ロビンズは、次のように言っています:「人生には二つ
の種類の苦しみがある。一つは、(目標を実現するために)自分に規律を
与える苦しみ、もう一つは、(やらなかったことに対する)後悔の苦し
み。規律の苦しみはグラム単位だけれど、後悔の苦しみはトン単位
である。」
頭の中で湧き上がるネガティブな声に一々反応せず、唯一の魂の目的
が分かるまで何もしないのではなく、あなたの意志で今のこの時点で
明確な目標を設定し、その達成のために行動を起こすことを繰り返し
ていると、宇宙があなたをある方向に導いてくれていることが分かる
ようになるでしょう。
宇宙が自発的にあなたを導いてくれるのではなく、あなたが自発的に
考えられるだけのすべての行動を起こしたときにのみ、宇宙の助けを
受ける資格を得ることができるのです。
Aさんへのアドバイス
自分の本当の願いを見極めるには、先ず、前述のような思考パターン
がないかどうかをチェックし、他の分野でも同様の思考パターンで
行動を起こす前にあきらめることがある場合は、そういう思考パタ
ーンがあることを先ず認識すること。その上で、「解決法へのステ
ップ」でのべた、3点を身につけていくこと。
パートナーを見つけるという目標を続けるかどうかはAさん次第。
どちらが正しいかの答えはありません。
自分の本当の願いを見極めるには、一度、自分の殻を破って、失敗
を恐れず(成功には一時的失敗は付きもの)、徹底的に目標を追求して
みることをお勧めします。今回のパートナー探しでもいいですし、
他の目標でもいいですから、その目標達成のための効果的な行動
計画を構築し、現実的な期限を決めてそれを一つずつ実践していく
ことをお勧めします。
逆説的ですが、この実践という行動なしには、「自分の本当の願い
は何か」という質問も答えも単なるアイデアですから、何の意味も
ありません。
この行動を通して宇宙のフィードバックを得ながら方向修正をする
ことによってのみ、ビジョン・目標を達成することができるのです。
そして、その過程で、宇宙とのパイプができ、自分の本当の心を理解
すること、ポジティブ思考や自分を信じることを実践で学ぶことが
できるようになるでしょう。
それでは、また、来週お会いしましょう。
永島洋子
Yoko K. Eishima
パーソナル・エグゼクティブコーチ
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